どうもぐっさん(@goodsun_30)です。
最近ランニングシューズことがあれこれと気になっていんですが、NHKの「ランスマ」でタイミングよくランニングシューズの特集が組まれていたので観てみました。
今何かと話題の厚底シューズに代表される高機能ランニングシューズのことや理想のシューズの選びなど、いろいろためになることがあったので紹介します。
各メーカーの高機能シューズ
ソールに必要な要素
まずはシューズの構造から。
シューズの中でもソールは重要な部分で、アウトソール、ミッドソール、インソールと分かれています。
ソールにはクッション性、反発力、軽さといった要素が必要ですが、これまではすべてを兼ね備えることが難しく、スピードを出して走る場合は軽さと反発力に重きが置かれクッション性は二の次でした。
逆にゆっくり走る場合はクッション性重視でソールが厚くなるため軽さは犠牲になっていました。
しかし、最近は技術革新が進んだため、クッション性、反発力、軽さすべてを併せ持ったシューズが各ブランドから登場しているわけです。
ここからは各ブランドのシューズの紹介です。
ナイキ
厚底シューズでランニングシューズ業界に新たな風を巻き起こしているナイキからは「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ エリート」と「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」が紹介されていました。
「ヴェイパーフライエリート」は2月に購入権をかけたサバイバルレースが行われて話題になった商品です。
価格はなんと59400円。
普通のランニングシューズ5~6足買える値段ですが、それでも多くの参加者が購入権を目当てに集まっていたから驚きです。
厚底シューズ「ズーム ヴェイパーフライ エリート」購入権をかけたレースってなに? | RuntripMagazine[ラントリップマガジン]
スタジオではロンドンブーツ1号2号の亮さんと秋元才加さんが「ヴェイパーフライ 4%」を試し履き。
「ふわふわしてシュークリーム踏んだみたい」、「勝手に(足が)出る」(亮)
「(勝手に)前に進んでいく」(秋元)
という感じで二人とも新感覚のシューズに驚いている様子でした。
アディダス
アディダスからは東京マラソン翌日に発表された「adidas adiZERO SUB2(アディダス アディゼロ サブツー)」が紹介されていました。
SUB2はナイキの新商品とは違い、薄めのソールで軽さと反発力、クッション性を兼ね備えたシューズです。
このシューズは2017年の東京マラソンを2時間3分58秒の好タイムで優勝したウィルソン・キプサング選手が履いていたシューズです。
そのため、2時間切りをコンセプトにしたエリート向けのシューズとなっています。
ニューバランス
元々アメリカで偏平足を矯正する靴を作ってきたニューバランスは走り方を提案するというようなシューズを出しています。
紹介されていたのは「NB HANZO C(ハンゾーC)」。
かかと着地より足への負担が少ないミッドフット走法(足全体で着地)に向いていて、アウトソールの中足部なら前足部かけて耐久性が高い素材が使われているのが大きな特徴です。
アシックス
アシックスは時間を割いてのシューズ紹介はありませんでしたが、薄底シューズの代表として、亮さんが「SORTIEMAGIC®RP 4(ソーティーマジックRP4)」をスタジオで試し履き。
ソーティーマジックはフルマラソン2時間台で走るスピードランナー用のシューズでソールが硬く軽さを重視しています。
「軽い!軽い!軽い!」、「自分で走る感覚」、「俺がイメージしてる速い人の靴」(亮)
という感じでヴェイパーフライ4%の時とは全然違うと様子でした。
ミズノ
ミズノもアシックス同様、VTRでの紹介はありませんでしたが、「ウエーブニットR1」を秋元才加さんが試し履きしていました。
こちらは初級から中級向けでクッションがしっかりしたシューズです。
反発性と安定性を両立するためにソールにプレートが内蔵されています。
「守られている感じがする」、「安心」(秋元)
と、感想を語っていました。
ランスマ的シューズ選びのコツ
ラン歴6年フルマラソンベスト4時間台の中級ランナーである亮さん。
さらなるレベルアップのために新しくシューズ選ぶことに。
ジョグ用とスピード練習用の2種類使い分けるべし
やってきたのはステップスポーツ。陸上系の商品を多く扱うスポーツ店です。
今回、足のスペシャリスト飯田潔さんが亮さんのシューズ選びをサポートします。
飯田さんがまず提案したのが、日常で使うジョグ用とスピード練習用の2種類あってもいいのではということ。
ということで2足選んでいきます。
ジョグ用シューズの選び方
ジョグ用とスピードシューズは着地の際に足がどういう動きをしているのか片足スクワットをして確かめます。
亮さんの場合は足首が内側に倒れ込むオーバープロネーションがあるため、内側のサポートが強めのシューズを試していきます。
アシックスの「GT-2000 NEW YORK 6」などを履いて最終的には「GEL-KAYANO®24」に決まりました。
スピード練習用シューズの選び方
次はスピード練習用のシューズです。
ペースが上がると着地のポイントが前になるので前足部から中足部の反発力・クッション性を確認します。
ふわっとした方がいいのかかっちりした方がいいのかなど、個人の好みに合わせていいようです。
これをつま先ジャンプで確かめます。
アシックスの「GEL-DS TRAINER 23」、アディダスの「adiZERO tempo BOOST 3(アディゼロ テンポ ブースト3)」などを試し履きして、最終的に軽くて少し硬めのクッションがあるミズノの「ウエーブエアロ16」に決まりました。
スピード用と練習用の2足を手に入れた亮さん。
これで走力にどんな変化が出るか楽しみです。
ハブサービスはミムラボ特注シューズ
長野マラソン5回出場中4回脚をつっているがむしゃらランナー・ハブサービス。
脚がつることなくより速く走るシューズを手に入れるため、伝説のシューズ職人の三村仁司さんのもとを訪れます。
三村さんといえば、有森裕子さんや高橋尚子さんなど数々の名ランナーのシューズを作ってきた現代の名工で、今も独立して立ち上げた工房「M・Lab(ミムラボ)」でシューズを作り続けています。
まずは足の計測。
足の幅や長さ、足首や関節の可動域など、全部で17か所を三村さん自身がメジャーをあてながら測っていきます。
測ったデータを見て三村さんが指摘したのは足首の横、縦ともに柔らかいということ。
足首が弱いため、着地がぶれてお尻や腸脛に負担がかかって25キロぐらいで脚がつるのでは?と、ハブくんの状態を見事に言い当てます。
三村さんは足を見ただけでその人がどういう状態なのかすぐにわかるそうです。
ここからはソール選び。
三村さん曰く、ハブくんには薄くて硬くてフラットなソールが合うだろうとのこと。
こうしてできあがったミムラボシューズに足を入れたハブくんは「足にぴったり」と感動している様子でした。
このミムラボ特注シューズ履いて長野マラソンでサブ3.5に挑戦したハブくん。
結果はいかに。放送は5月26日(土)18:25~予定です。
(※追記)長野マラソンではこのシューズではなく、ニューバランスの「NB HANZO R M H1」を履いて見事にサブ3.5を達成していました。
ちなみにハブくんと一緒にサブ3.5を目指して走ったオリエンタルラジオの藤森さんはミズノの「ウエーブスペーサー GL-J4」を履いていました。
さいごに
というわけで、「ランスマ~最新ギアチェック そのシューズで大丈夫?」をまとめてみました。
シューズ選びの際、片足スクワット、片足ジャンプをしながらというのは次回から実践してみようと思います。
この回の再放送は5月29日14:00~予定です。
「ランスマ」はためになる企画も多いのでご覧になってみてください。
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