3年ほど前に親戚から譲り受けた20年落ちのXR250。元々興味のなかったオフロード車で、ちょっと足つきが悪い面もありましたが、車体が軽く乗りやすいバイクでした。あとから知ったんですが、今も非常に人気のあるバイクみたいです。
譲り受けてから売りに出すまで、オフロード車が力を発揮する林道や悪路を走ることは一度もなく、主に街乗りで利用してきました。しかし、ここ1年ほどはほとんど乗る機会がなく、バッテリーは切れ、タイヤも空気が抜けてペチャンコ状態でした。
まだ働けるバイクを眠らせておくのはもったいないので思い切って売ることにしました。
売ると決めてからバイクの買い取りについていろいろ調べた結果、最終的にバイク比較ドットコムの一括査定を利用して一番対応がよさげな会社に売ることにしました。
中古バイク、どこで売る?
バイクを売ろうと思い立ってからいろいろと調べると、バイクを売る方法はだいたい4つほどあるみたいです。
バイク屋で売却する→×
そもそも譲り受けたバイクなので懇意にしているバイク屋がなく、一からバイク屋探しを始めるのが面倒だったで却下しました。CMをしている某バイク屋もあまり評判がよろしくないので選択肢から外しました。
新しいバイクを買おうとしている場合は古いバイクを下取りに出して費用を浮かすこともできます。
友人に売却する→×
友人に売るのはいいですが、そのあといろいろと面倒なトラブルが発生すると嫌なので却下。また、バッテリー切れでエンジンがかからず、バイクの状態がよくわからないままで友人に売るのは申し訳ない感じもしました。
オークションで売却→×
無駄に業者を挟まなくていいため、高値で売れる可能性もありますが、オークションへの登録などに手間がかかるうえ、いつ売れるかわからないリスクもあるため却下。
ヤフオクやモバオク、メルカリあたりでそこそこ売買されているようです。
買取業者に売却する→〇
いろいろと検討してみた結果、最後に残ったのが買取業者への売却でした。
高値で売れるかはわかりませんが、手続きが簡単で、買取業者を選んで査定する時間を作ればいいだけ。しかも現金払いということなので今回は買取業者に売却することにしました。
バイク比較ドットコムの一括査定
バイクの買取業者はたくさんあります。そこから選ぶのも手間なのでオンライン一括査定に出してよさげな業者に売却することにしました。
一括査定の時に利用したのは「バイク買取のバイク比較.com 」。
バイク比較ドットコムは80社以上登録されている優良買取業者の中から売却するバイクに合った業者を選んでくれます。最大6社の査定を受けられ、その中からどの買取業者に売却するか選択できます。
売却までの流れ
1.一括査定を依頼する
「バイク買取のバイク比較.com 」にアクセスして、メーカー名、排気量、バイク名、年式、走行距離、売る予定の6項目と個人情報を入力して一括査定を依頼します。
すると1分もたたないうちに各業者から電話がかかってきます。僕の場合、5社依頼したうちの4社は電話とメールで、1社はメールのみの連絡でした。
なんとなく依頼の完了ボタンを押したら、怒涛のように電話が鳴り続けてびっくりしました。無視してもいいですが、何度も掛かってくるので、一括査定を依頼するのは時間に余裕がある時にした方がいいと思います。
2.買取業者を決める
電話では主にバイクの状態のことを聞かれて、どの買取業者にも「だいたい10万くらいですかね」というようなことを言われました。
どこも一緒なので、一番最初にかけてきて会話した感じも良く、ネットでの評判も悪くなかった「バイクの親切査定・高価買取でお客様に選ばれています!アールエス福山」さんに売却することに決めて、折り返しの電話して査定の日程を決めました。
ちなみに買取業者は1社に決める必要はなく、複数呼んで査定をしてもらい高値をつけたところに売ることもできます。僕の場合、家の周りに駐車するスペースがそんなになく、近所迷惑になるのが嫌だったので1社に絞りましたが、複数呼べるのであればそちらの方が高値で売れる可能性もあります。
3.査定をしてもらい売却する
あとは実際に査定士にバイクを見てもらって売却額を決めるだけです。査定金額が上がるかわかりませんが、一応前日にバイクをきれいに磨いて査定に臨みました。
15分くらいあちこち見られて、最初に提示されたのは7万円。電話で言われた10万円とは少し開きがありました。
査定内容を聞くと、白丸で囲んだタンクの部分にへこみがあり、それが大きなマイナス査定になったようです。バイクの状態が良くないことは自覚していたので、まあそんなもんかなと思いつつ、一応値段交渉をして5000円だけアップしてもらいました。
必要書類は身分証明書と印鑑、自賠責保険証、軽自動車届出済証。
7万5千円は手渡しで受け取り、売買契約に関する書類に目を通してサインをしたら売却完了です。
あとは荷台に積まれたバイクを見送りました。
そのあと、2週間くらい経って諸々の手続きが完了したとの手紙が届いてすべてが終わりました。

バイクを売却する上で気になったこと
20年落ちのバイクでも売れるのか?
まず気になったのは、そもそもこのバイクが売れるのかということです。20年落ちのオフロード車。ご覧のとおりいろいろと剥げ落ちています。立ちごけした形跡もありました。さらに距離や速度が表示される液晶はついたりつかなかったりで走行距離は不明。
以前バイク屋でタイヤを見てもらった時に、何気なく「このバイクはいくらで売れますか」と聞いてみたところ「5万くらいかな」と言われていたので、それ以上は値がつかないと思っていました。
しかし、一括査定での提示はどこも10万ほどでした。なんでもXR250は海外で需要があるため、古くてもそこそこの値段がつくとのことでした。売り買いするものは古い新しいではなく、需要と供給が大事なようです。
結果的に最初に言われた金額とは少し開きがありましたが、当初の予想からすればそこそこの金額になったので個人的には満足しています。
不動車でも大丈夫なのか?
一番気になっていたのは、不動車は価値が下がらないのか?ということです。電話があった時点で複数の業者に聞いたんですが、基本的に不動車どうこうは関係ないと言われました。HONDA製なので整備してエンジンがかからないことはまずないからという理由でした。
正直、本当のところはわかりませんが、不動車でも一定の金額はつくようです。
さいごに
というわけで、3年ほど乗ったXR250を売ったというお話でした。バイクを売るのは初めてのことで、いろいろと苦労しましたがいい経験になりました。
バイクを手放すのはなんとなく寂しい気持ちもありましたが、またいつかバイクに乗れる日が来ればと思います。
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