どうもぐっさん(@goodsun_30)です。
3月18日に開催されたさが桜マラソン2018に参加してきました。
記録はグロスで3:23:11、ネットで3:21:43でした。満足のいく走りではありませんでしたが、昨年の福岡マラソン2017から自己ベストを4分ほど更新できました。
というわけで、さが桜マラソン2018を振り返ります。
前日~スタートまで
4:30起きで5:30に家を出ようと思っていたので、前日は早々と準備を済ませ、22:30くらいに床に就きました。といっても普段こんな時間に寝ることはないので結局4時間くらいしか眠れませんでした。
若干睡眠不足ながらも無事4:30に起きて明太おにぎり2個、きな粉餅1個、餅入り月見うどんにヨーグルトを食べて博多駅に向かいました。我ながら早朝からよくこんなに食べたなと思います。
6:10くらいに博多駅に着き、売店でおにぎりを一つ買って6:33分発の佐賀行き特急電車に乗りました。
出発の20分くらい前には並んでいたので僕は無事に席を確保できましたが、車内は激混みで乗車率は150%~200%くらいあったかもしれません。もし来年福岡からさが桜マラソンに参加される予定の人は、指定席を確保するか早めに来て並ぶことをおすすめします。
佐賀駅に着いたのが7:11。たまたまインスタつながりのあるランナーさんと会い、しゃべりながら会場まで歩きました。だいたい20分くらい。
そのあとなんやかんやあって会場入りしたのが8時くらい。急いでおにぎりと持ってきたアミノバイタルジェルを補給しながらVAAMをちびちび飲んで準備をしてスタートゲートに入りました。たぶん8:30前くらいだったと思います。
ちなみに今回はアディダスのシャツと短パン、フリップベルト、ガーミンのGPSウォッチに暑さ対策のアシックスのキャップとユニクロのサングラス、肉刺(マメ)対策のタビオの5本指ソックス、靴はターサージール5で挑みました。
補給食はアミノサウルスが最近発売開始したアミノサウルスジェル3種、ウィダーの塩タブレット2つ、梅丹本舗の2RUNをフリップベルトに仕込んでいました。
スタート~5キロ まずまずのスタート
- 5キロ通過タイム 00:25:08(グロス)
- 5キロラップ 23’41″(4’44″/km)
暑いと予想された気温もそこまで上がらず、スタート時の気温は10℃。なかなかのコンディションの中、若干クセの強いDJによるゲスト紹介などが終わって、9:00ちょうどに号砲が鳴らされました。
前日まであれこれ悩んだペースについては、最初はゆっくり入って4’30”~4’40”/㎞くらいで押していこうという結論になりました。あわよくば3時間10分台前半、悪くても20分は切りたいなというぼんやりとした感覚でスタートしました。
号砲が鳴ってスタートラインを通過するまでに1’27”かかり、最初の1キロは5’10”でした。最初は混みあうのでまあまあのペースです。
2㎞から徐々にペースが上がり、4’41”、4’33”、4’36”、4’31”(1キロごとのラップはガーミン計測のためやや誤差あり)で刻みました。
想定よりもペースが上がるのが若干早かったんですが、無理に動かしているわけではないので下手にペースを意識しすぎないようにしました。
5キロ~10キロ 早くも足に異変が…
- 10キロ通過タイム 00:47:51
- 5キロラップ 22’43″(4’33″/km)
5キロ以降も4’24”、4’37”、4’29”、4’34”、4’28”といい感じでラップを刻めました。この辺りで4’30”/㎞前後でいけるところまで行ってみようと決めました。今の走力からするとオーバーペースなのは百も承知ですが、とりあえずいってみようと。
ぺースをしっかり決めたこともあってこの5キロも基本的に気持ちよく走れました。が、10キロ手前辺りで2月中旬から痛めている足裏の前足部に痛みが出はじめます。
痛み出すのが早いなとは思いながらも、予測できた痛みなのでそこまで焦ることはなく、接地をかかと寄りにして足裏の前足部への負担を和らげることにしました。
11キロ~15キロ 左脚にピキッ!
- 10キロ通過タイム 01:10:27
- 5キロラップ 22’36″(4’31″/km)
接地を変えたことで足裏の痛みは緩和され、4’31”、4’28”、4’27”、4’30”、4’31”とほぼ設定どおりのペースでこの5キロも走れました。
ただ、12キロ付近で今度は左脚の膝裏あたりにピキッと違和感が走ってふくらはぎが攣りそうになりました。膝裏は1週間くらい前から違和感が出ていた場所です。まだまだ序盤での違和感に若干焦りましたが、元々強い痛みではないので、足攣りだけには気を付けて走るようにしました。
13キロ手前の給水ポイントでアミノサウルスジェルのマンゴー風味を補給。初めて食べましたが、なかなか美味しかったです。
15~20キロ 快走!
- 20キロ通過タイム 01:33:02
- 5キロラップ 22’35″(4’31″/km)
この5キロでも一瞬ふくらはぎが攣りかけましたが、4’28”、4’28”、4’30”、4’29”、4’35”という感じでうまく走り切れました。
きつくなることもなく淡々とリズムよく走れたと思います。
余談ですが、この区間か前後の区間の給水ポイントで大仁田厚さんを見かけました。一瞬「なんで?」と思ったんですが、数日前に神崎市長に立候補するという記事を目にしたことを思い出し「なるほどな」と納得しました。大きくアピールせずさりげなく応援している感じにも妙に感心しました。
20キロ~25キロ 続・快走!
- 25キロ通過タイム 01:55:45
- 5キロラップ 22’43″(4’33″/km)
中間点の通過は1:37:59とまずまずでした。この5キロも4’29”、4’30”、4’31”、4’31”、4’31”と順調そのもの。
さが桜マラソンのコースは吉野ケ里遺跡内を通るんですが、遺跡内では綺麗に咲いた菜の花に癒され、エイドのイチゴを食べ、2つ目のジェルを補給しながらゲスト増田明美さんとハイタッチをし、リラックスして走れました。
25キロ~30キロ 疲れが見え始める…
- 30キロ通過タイム 02:18:57
- 5キロラップ 23’12″(4’38″/km)
この5キロは4’30”、4’36”、4’39”、4’39”、4’44”と徐々にラップが落ちてきました。さっきまでと変わらない感じで走っているのにラップが落ちていて、「あれ?」と思っているうちにだんだんと脚も重くなってきました。おまけに両足のもも裏が攣りそうな感じです。
塩タブレットを食べて、給水のたびにもも裏に水をかけてどうにかこうにかごまかしながら走りました。
30キロ~35キロ 必死に粘るもズルズル…
- 35キロ通過タイム 02:43:18
- 5キロラップ 24’21″(4’38″/km)
この5キロはかなり必死でした。頑張っても前に進まない感じで、ラップも4’41”、4’45”、4’51”、4’58”、4’58”とズルズル下がっていくばかりです。30キロ過ぎたあたりで最後のジェルを補給しましたが、5’00”/㎞を切るのがやっとでした。
脚は攣りそうで、腕にも若干しびれがきて頭の中が「きつい」に支配されてしまいました。フォームも走っていてわかるくらい腰が後傾していたんですが、それを修正する力が残っておらず、どうにか次の給水まで頑張ろうという気持ちだけでした。
35キロ~40キロ 大撃沈!
- 40キロ通過タイム 03:11:54
- 5キロラップ 28’36″(5’43″/km)
全身疲労困憊な上に、歩いても最低限の目標であるサブ3.5は達成できるという悪魔のささやきに負けて、35キロ地点の給水で2分弱立ち止まりました。
最後に残っていた2RUNを流し込み、脚に水をかけて息を整えてからゆっくり走りだします。が、もも裏だけでなく前ももも強く張り出して5’00”/㎞をキープするのがやっとでした。
一度止まってしまったことで気持ちが完全に切れ、このあとは給水があるごとに立ち止まって大撃沈してしまいました。
休憩しまくったのでラップは6’32”、5’15”、5’31”、5’08”、5’59”とボコボコです。
この区間にはミニカプリコ、小城羊羹などのエイドがあったんですが、全スルー。食欲がまったくありませんでした。かろうじて38.7キロ地点のコーラだけは飲み干して気合いを入れなおしました。
40キロ~ゴール
- ゴールタイム 03:23:10
- 2.195キロラップ 11’16″(5’08″/km)
40キロ過ぎた地点に最後のエイドがあり、そこではプチ・ブラックモンブランが配られます。食欲は全くなかったもののこの大会の名物でもあるブラックモンブランだけはと思い、厚かましくも2つ頂戴して手に持って走りました。
最後のエイドからゴールまではあと1.5キロほどです。ここからはさすがに止まるわけにいかんと精一杯走りました。ただ、一歩ごとに足裏が痛んでビンビンしびれる状態だったのでかなりしんどかったです。
最後は陸上競技場に入って、200mくらい走ってゴールです。ラストスパートをかける余裕はなく、周りの人たちにたくさん抜かれてヘロヘロの状態でゴールしました。
手に持っていたブラックモンブランはぐっちょぐちょになっていてもう原型をとどめていませんでしたが、食べられる範囲でおいしくいただきました。
という感じでさが桜マラソンを走り終えました。
最低限の目標(サブ3.5)は達成できましたが、立ち止まってしまったことはいただけません。メンタルが弱いなと改めて痛感させられました。
完走後
完走後はゴール後に配布される氷をいろんなところに当ててアイシングしながら競技場の芝生で15分くらい休みました。芝生でゆっくりできることなんてそんなにないので気持ちよかったです。でもそのうち寒くなってきたので早めに荷物置き場に戻りました。
荷物置き場までの道中は、イチゴや餅などの配布もあって小腹を満たすことができました。
そのあとはそそくさと着替えて、せっかく佐賀に来たのだからと佐賀城にちらっと寄って帰宅しました。
佐賀ではさが桜マラソン前日から「肥前さが幕末維新博覧会」が開催されていて、佐賀城付近はにぎわっていました。
僕が寄った佐賀城本丸歴史館は最近できた様子で、畳が気持ちよくて脚がいい具合にほぐれました。本丸歴史館は入場無料でいろんな史料があって勉強にもなるので結構おすすめです。
さが桜マラソン2018の感想・評価
コースの高低は試走した時より気にならず、評判通りのフラットコースでした。応援はほとんど途切れることがなく、エイドもイチゴ、そうめん、ようかんなどの佐賀名物に加えて、プッチンプリン、カプリコ、ブラックモンブランとお菓子類も充実していて、このマラソン大会の評価が高い理由がわかりました。
個人的にありがたかったのは、40キロ手前付近のエイドで休んでいた時にボランティアの方にかけられた「あとは無理せず自分のペースで」というお言葉です。「頑張れ」とか「負けるな」もありがたいんですが、優しい言葉が身に沁みて最後のひと踏ん張りができました。
残念だったのは大会名にもなっている桜が全く見れなかったことです。いくつか桜並木はあったんですが、開花まであと一歩といったところでした。
もともとこの大会は2016年までは4月開催で満開の桜の中を走れたみたいですが、暑さが問題で3月3週目の開催になったそう。いろいろとあるんでしょうが、あと1週間ずらせればまた違うのになという気がします。
さいごに
人生4度目のフルマラソンも無事完走することができました。
タイム的には自己ベストを更新できたわけですが、喜べる結果ではありません。きつくなってきた時に全く粘れず力のなさを思い知らされました。
とはいえ、福岡マラソン後思うように練習できなかった中である程度の距離を4’30”/㎞くらいで押せたのは収穫です。まずは痛みのある右足の足裏と左脚の膝裏を治して、スピード、持久力を高めて秋にはサブ3できるくらいの力をつけたいと思います。
↓さが桜マラソン2018の動画です。
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