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鼠径部や股関節の違和感は「恥骨結合炎(グロインペイン症候群)」が原因かも!?

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どうもぐっさん(@goodsun_30)です。

僕は今年からランニングを始めたわけですが、4月後半あたりから股関節、鼠径部の違和感に悩まされています。

走れないほどの痛みではないんですが、違和感がつきまとってなかなか思うように走れませんでした。

 

最初のうちはそのうち治るだろうと放置していました。

が、だんだんと痛む箇所が広がってきたので自分なりにいろいろ調べたところ、どうやら「恥骨結合炎」ぽいことがわかりました。

というわけで、今回は恥骨結合炎の症状や原因、対処法について書いていきます。

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恥骨結合炎(グロインペイン症候群)とは

恥骨結合炎とは左右の恥骨をつなぐ恥骨結合部周辺の炎症で、スポーツによって発生する障害です。

原因が特定しにくいため、鼠径部周辺通症候群(グロインペイン症候群)と言われていて完治しにくいとされています。

痛みがひどい場合は手術することもあるんだとか。

サッカー選手に多く、長谷部誠選手や引退した中田英寿さんもこの症状に悩まされていたそうです。

恥骨結合炎の症状

恥骨結合炎(グロインペイン症候群)で痛みが出る主な場所

恥骨結合炎で痛みが出る場所

主な症状は、鼠径部周辺の痛みです。(上図)

僕の場合は、内転筋の張りから始まり、脚の内側の付け根に痛みがきて下腹部にも痛みが出ました。

日常生活に困るほどではありませんでしたが、一番ひどかった時は普通にしている状態でも股関節周辺に違和感がありました。

 

日常で苦痛だったのは靴を履く時です。

腰を下ろして膝を立てた時に脚の付け根に詰まったような感覚があって嫌な気分でした。

実は過去にも経験していた痛みだった

実は僕は過去にも似たような痛みを感じたことがあります。

高校時代ラグビー部だったんですが、3年生に進級したあたりから鼠径部に痛みを感じ、11月に引退するまでずっと違和感を抱えていました。

その時は特に鼠径部下腹部の痛みが強く、走り出しの動作や朝体を起こす時にも痛みを感じるほどでした。

 

整骨院に通っても状態は良くならず、何とも言えない痛みが続くのでほんとに憂鬱だった記憶があります。

部活を引退したあとも1年くらいは運動するたびに違和感があって、完全に痛みが出なくなるまでかなり時間がかかりました。

 

今回の痛みはこの時のものが再発した可能性もありますが、この高校時代の経験があったからこそ下腹部に痛みが出た時点で「だめなやつだ」と気づけて、そこまでひどくならずに済んだんだと思います。

恥骨結合炎の原因は?

恥骨結合炎は腰痛や足首のねん挫などで股関節周りの柔軟性・連動性・筋力低下が起きたまま運動を続けることで痛みが発生します。

ランニングやキック動作など、繰り返しの運動で発症することが多いのだとか。

 

僕の場合は左脚ばかりケガしていたことと左脚に負荷がかかりすぎていたことが原因ではないかと考えています。

最近になってようやく気づいたんですが、普段立っている時も気づくと左脚に体重が乗っていることが何度かありました。

なのでランニング中も左の方に負荷がかかっていたんだと思います。

あと、接地時間が左右で違うということも考えられます。

左右のバランスが悪いとどこかに負担がかかるので、その負担が左の股関節周辺にきていたのかもしれません。

 

左脚が軸足になるのである程度仕方ないことなのかもしれませんが、それを考慮しても左脚に負荷がかかりすぎていたんだと思います。

治療法

休むのが最善の治療法です。

痛みがひどい場合はまず2週間様子を見て、痛みが取れたら徐々に運動を再開していくのが一般的だそう。

痛みが残ったまま運動を続けていると慢性化して、2~3か月運動休止になる場合もあるそうなので注意が必要です。

 

痛みがある間はアスレティックリハビリテーションで股関節周りの柔軟性・連動性・筋力低下を修正していきます。

詳しくは↓

www.joa.or.jp

僕の場合は1週間休んでまだ痛みがある中ランニングを再開しました。

一番ダメなパターンです。

それでも、痛みがひどくならない程度に運動して、2~3日休んでというのを繰り返すうちに少しずつ良くなっていきました。

 

休んでいた間は↑のリンクにあった連動性を高めるアスレティックリハビリテーションをしたり、ストレッチを多めにしていました。

必ずやっていたのは足を大きく開いて体を沈めて内ももを伸ばすオーソドックスなストレッチです。

内ももの付け根に痛みがあったのでそこを重点的に伸ばすよう心がけていました。

 

運動を再開してからちょっと痛いなと思った時はプールに行って歩いたり泳いだりしていました。

これはかなり効果的だったと思います。

負荷が少ない中で股関節を動かすことでいいストレッチになったし、程よい水温なのでアイシング効果もあったと思います。

走ることで股関節に痛みが出る場合はプールに行くのがおすすめです。

予防法(今気を付けていること)

今現在、股関節の痛みは落ち着いています。

しかし、いつまた痛くなるかわからないので再発予防のためにいくつか気を付けています。

 

具体的には、「「鼠径部痛症候群」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる」の中にある、対角にある腕と脚を振り上げるアスレティックリハビリテーション内ももを伸ばすストレッチです。

この二つは走る前に必ずやっています。

あとは夜寝る前に下半身のストレッチを多めにしています。

 

ランニングする時はできるだけ接地時間を少なくして脚に負担がかからないようにしています。

接地時間が長くなれば膝、股関節に負担がかかるので、フォアフットにして「タッタッタッ」というイメージで。

また、日常生活では左脚に体重をかけないように注意しています。

 

こんな感じで自分なりに原因を探ってどうすればよくなるのか実験しながらやっています。

これが正しいかわかりませんが、今のところうまくいっています。

痛みが出たら病院に行くのも大事ですが、体のことを知りながらあれこれ試すというのもそれはそれで面白いです。

※追記 恥骨結合炎の経過

2017年9月21日(2週間後) 腸腰筋ストレッチで改善

この記事を書いて1週間も経たないうちに鼠径部と下腹部に若干の張りが出てきました。

もしかしたら腸腰筋の動きが悪いかもしれないと感じたので、腸腰筋のストレッチを加えることにしました。

動画のようなストレッチをすることでとりあえず痛みは落ち着いてきています。

今後も内転筋や股関節、腸腰筋周りのストレッチを多めに取り入れて痛みが出ないように気を付けていきます。

(追記終わり)

2017年12月9日(3か月後) 太ももストレッチを取り入れる

福岡マラソン2017のEXPOに行った際、無料で鍼・マッサージをしてもらったんですが、その時に股関節・鼠径部に違和感がある(実は2~3日前から嫌な感じがあった)と伝えたところ、「そういった痛みはだいだい太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)に問題がある」と言われました。

実際そのあと大腿四頭筋をほぐす鍼を打ってもらったところ、当日は全く違和感なく走れました。

 

こういったこともあって、福岡マラソン以降太ももの前側を伸ばすストレッチを多めに行っています。

完治したわけではないですが、股関節・鼠径部周辺の筋肉をほぐすことは大事だと思うので今後も続けていきます。

以下の動画のようなストレッチです。

ちなみに鍼を打ってくれた先生にはお風呂で正座するのが一番いいと言われました。

ぜひ試してみてください。

(追記終わり)

2019年4月14日 完治しました!

なにか特別なことをしてよくなったというわけではないんですが、この記事を書いて1年以上経った今、鼠径部に痛みを感じることはありません。

腸腰筋のストレッチ、太ももの前側のストレッチに加え、体幹や下半身の自重トレーニングをしているうちにいつの間にか違和感がなくなりました。

もともと症状がひどくなかったというのもあるとは思うんですが、疲労を抜いてしっかりストレッチをして、体幹など他の部位を強化すればよくなると思います。

(追記終わり)

さいごに

恥骨結合炎(グロインペイン症候群)は原因が一つにしぼりにくいので、自分で考えて原因を探って、それに合った筋トレやストレッチを試してくのがいいと思います。

いろいろと調べてみると自分の体のことがわかって勉強にもなるのでおもしろいですよ。

参考

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