どうもぐっさん(@goodsun_30)です。
今回はおいしい餃子を求めて飯塚市にある「王香(ワンシャン)」に行ってきました。
王香は2014年のミシュランガイド福岡・佐賀版に掲載されたお店です。
元々福岡市の箱崎で屋台をされていたそうですが、飯塚のこの場所に移転してきたんだとか。
峠越えの途中にひっそり佇むお店ですが、手作りで丁寧に焼かれた餃子としっかり揚げられた唐揚げはなかなかの美味でした。
峠道の途中にある餃子屋
王香は須恵町と飯塚の間にあるショウケ峠にあります。
写真のようにほんとに山の途中にあるので、公共交通機関で行くのは厳しいお店です。
途中に目立つ看板を出すわけでもなくポツンと佇んでいるので、下手するとお店を見逃してしまいます。
僕が行った日は天気がよくなくて若干雨が降っていたんですが、それでも2組のお客さんがいました。
昼時に2組なら少ない感じもしますが、こんな辺鄙な場所に、しかも雨ということを考えたらなかなかすごいことだと思います。
王香へのアクセスですが、宇美町とか大野城方面からなら県道60号線を通って約50ほどあるカーブをうねうねと登っていくと着きます。
福岡市内方面から行くなら国道201号線を通って二瀬川の三叉路を右折して県道435号線を進むか、八木山バイパスを筑穂ICで降りて三叉路を右折して県道60号線を進むと着きます。
店内の様子
まず店内に入ると、ほのかなニラとにんにくの香りが鼻にきて食欲を刺激してくれます。
カウンター席が6席、店の中央に12席分くらいのテーブル席がドカンとあって、奥に座敷席があります。
店内はこざっぱりしていて、厨房も油ものが多いのにピカピカでしっかり掃除されていて清潔感がありました。
王香は元々箱崎で屋台をしていたと書きましたが、写真のこの銀のテーブルはその時の屋台を改造したものなんだそうです。
入り口ののれん、店を切り盛りするおばちゃん、店内の感じ、すべてに哀愁が漂っていて、いい雰囲気でした。
王香のメニュー
- 餃子定食(昼のみ) 780円
- 餃子 500円
- 唐揚げ 870円
- スペアリブ 890円
- めし 200円(大)150円(小)
- みそ汁 110円
- 茶漬け(さけ・辛子明太) 460円
あとは飲みもの類となっています。
のれんに唐揚げ・ぎょうざ・スペアリブと書かれていたんですが、メインはこの3つでシンプルなメニュー構成です。
で、僕は餃子定食と唐揚げを注文しました。
餃子は注文してから包んでくれます
注文を終えると、お店のおばちゃんが餡と皮を取り出して、その場で餃子を包み始めます。
慣れた手つきで割りばしで餡をすくって、キュッと口を締めていく様子は職人芸といった感じでした。
1個包むのに数秒で、あっという間に注文分の餃子が完成です。
餃子の餡を見てみるとおからっぽさがあったので、「おからか何か入っているんですか?」と質問してみたんですが、「よー聞かれるっちゃけど、そんなの入っとらんよ~」とのことでした。
かなり練られて寝かせているんだと思います。
餃子も唐揚げもパリパリ!
餃子は包み終えたらすぐ焼きに入ります。
途中何度か油を足してカリカリに焼いてでき上がり。
ご飯とみそ汁と高菜の漬物がついて餃子定食の完成です。
目の前で餃子を包み始めたのでちょっと時間がかかるかと思いきや、完成までは注文から15分弱でした。
餃子は全部で15個。
近くで見るとカリカリ具合がわかると思います。
カリカリの皮の中身はなめらかで味は濃い目。
しっかり味がついているのタレなしでも十分いけます。
途中、自家製(おそらく)のラー油をつけたりしつつあっという間に完食。
こちらは単品で注文した唐揚げ。
餃子と同時進行で調理されていました。
もも身を丸ごとじっくり揚げて、10分くらい経ったら関節のところで切って、もう一度揚げて餃子定食と同時にできあがり。
外はカリッカリで、噛むと中から肉汁がジュワっと出てきます。
ふんだんにかけられた塩コショウがまたよくて、ガツガツかぶりついて骨までしゃぶりあげてしまいました。
餃子定食と唐揚げを食べても量的にはちょっと物足りなさはありましたが、舌は満足できました。
餃子、唐揚げともに濃い目の味付けとパリパリの食感で病みつきになる方も多いんじゃないかと思います。
ミシュランに掲載されたのも納得の味でした。
辺鄙な場所にありますが、気になった方はぜひ一度行ってみてください。
店舗情報
王香(ワンシャン)
住所:福岡県飯塚市内住2778-3
アクセス:(峠道の途中にある餃子屋)に記載
営業時間:12:00~14:00
17:00~21:00
定休日:日曜日と木曜日
駐車場:10台分ほどあり
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