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福岡マラソン2023参戦記|サブ3を目指すも失速!

福岡マラソン2023参戦記 マラソン
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11月12日に開催された福岡マラソン2023に参加してきました。
記念すべき10回目の開催、そして今これを書きながら気づいたんですが、僕自身も10回目のフルマラソンでした。

福岡マラソンは初開催の2014年から毎年応募していて、2015年に初参加、今回含めて10回のうち5回参加しています。2020年はコロナで中止、2021年はオンライン開催(不参加)なので、実質8回開催中5回走ったことになります。

地元かつ初マラソンを走った思い出深い大会の10回記念で、一つの節目であるサブ3を達成したかったんですが、そんなにうまくはいきませんでした。

というわけで、備忘録と参戦の記録です。

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福岡マラソン2023に至るまで

去年の福岡マラソンを走った後に左脚のふくらはぎ、ハムストリングを痛めてうまく練習ができずにいました。
今年の3月に開催された、さが桜マラソンは練習不足ながらもなんとか3時間8分台で自己ベストが出せたものの、その後もやっぱり左脚の調子はよくなくて、ペースは上げられない、距離は走れない、というもどかしい状況でした。
走れないと走力は下がるしモチベーションは下がるし、おまけに今年の夏はクソほど暑くて全然走れないしで、福岡マラソンに向けての始動も過去一遅かったと思います。

こんな状況でも今回のマラソンではサブ3に挑戦したい気持ちはあったので、そこをモチベーションにして、9月の中頃から去年の練習内容と比較しながら徐々に本格的に走り始めました。
とはいっても、そこまでの約半年、月間走行距離は100キロくらいに落ち込んでいたので、まあ走れないし身体が重いしで、やりたいことがこなせないことが多く、なかなか大変でした。
それでも10月は約300キロ走って、突貫工事でなんとか去年と同じくらいの走力に戻して本番を迎えることができました。
走力的には、奇跡が起こればサブ3、うまく走れれば3時間2,3分、力通りなら3時間一桁、くらいのイメージでした。

準備とスタートまで

今回の携行品は、スマホとジェル4つ(Challenger、オレは摂取す、カフェイン入りマグオン、塩ジェル)で、シューズは去年買ったマジックスピード2で臨みました。ジェルに関しては結局Challenger(12キロあたり)とマグオン(35キロあたり)しか使いませんでした。

夜はおそらく0時頃に入眠して5時起床、経口補水液を飲みつつ、おにぎり、EXPOでもらった茅乃舎のだしスープ(和風)、きな粉餅2つにきな粉ヨーグルトを食べて6時半前に出発し、7時前に天神着。
寒くて若干雨もパラついていたので、ソラリアプラザの中に入って着替え、どら焼きを食べてストレッチをして、トイレを済ませたあと、手荷物を預けました。思った以上に寒くて空もどんより曇っていたので、急遽アームスリーブを着けて走ることにしました。これは結果的にナイス判断でした。

手荷物を預けてからは、inゼリーを飲みつつ、ストレッチをして身体を動かしながらBブロックのスタートゲートにイン。3日前くらいから風邪気味で体調的には少し微妙でしたが、気象条件的には去年と違ってかなりいい感じでした。

スタート~15キロ|サブ3ペーサーについていく

今回の目標は、ずばり「サブ3ペーサーについていく」です。去年も同じように走り出したんですが、スタートから暑すぎて5キロあたりで早々に離脱したので、今年はハーフあたりまで、できたら30キロまで付く気持ちで走り出しました。

スタートして1キロの入りは4分30秒くらい。そこからは4分17,8秒くらいのペースで走って、サブ3のペーサーに追いつかれるのを待っていたんですが、なかなかこない。時折後ろを振り返りながら走って4、5キロ走ったあたりでようやく追いつかれました。ここからが自分的にはスタートです。
追いつかれてすぐ4分10秒くらいまでペースが上がって、「これがサブ3のペースかー」、なんて思いながら走っていたんですが、次の1キロは4分16秒くらいまで落ちて、「あれ?」とちょっと拍子抜けしていました。
そのあともペースが上下して、4分一桁に上がったと思ったら次は10秒落ちるみたいなことが何度かあって、さらに、給水では混雑してペースが余計に乱れるしで、このままついていくとあとに響くと判断して、結局15キロ過ぎたあたりでサブ3集団と離れることにしました。

できれば30キロくらいまで付きたかったんですが、ちょっと自分の考えが甘すぎました。
サブ3って1キロ当たり4分15秒で走り切れば達成できるので、ペーサーはそのくらいのペースで走るんだろうなと勝手に思っていました。なんですが、実際は4分10秒平均くらいで走っている感じで、そもそもの想定と違っていて、「こりゃ無理だ」とわりと早めに見切りをつけることにしました。でも、これもペーサーについてみないとわからないことなので、いい経験になったと思います。

この区間で途中5~6キロほど、視覚に障害を持った方とその伴走の方と同じ集団で走ったんですが、伴走の方の気持ちいいくらいの声掛けに感服しました。元気のある声でハキハキと状況を伝えながらランナーを励ましていて、完全にプロの仕事でした。

15キロ~30キロ|淡々と415を目安に進む

ペーサーと離れたからといってまだサブ3を諦めたわけではありません。このまま4分15秒を目安に走ればいけるかもという希望はあったし、まだ体力的にも余裕があったので自分のペースで走り続けました。

ハーフの通過は1:30:23。単純に倍にすれば3時間ちょいで走れます。自分としてはいいペースです。
ハーフ通過後も27~8キロくらいまでは順調に415で刻めていましたが、そのあたりから若干脚が重くなり始めてペースも4分20秒くらいまで落ちてしまいました。

30キロの通過は2:08:48。サブ3をしたいなら2時間7分30秒くらいでは通過しておきたいところなので、このあたりでもうサブ3という目標は散ってしまいました。

30キロ~ゴール|差し込み発生でペースがガタ落ち

ゴール!

ゴールまではあと12キロ。サブ3は諦めたものの、まだまだ自己ベスト(3:08:13)更新、3時間5分切りはいけそうだったので、4分30秒を超えないようにと思いながら走りました。

そして迎えた福岡マラソン最大の難所、通称「のらん坂」。32キロ地点くらいある3~400mほどだらだらと続く登り坂です。個人的に坂は嫌いではないので気合いを入れて「こっからやー」という気持ちで駆け上がりました。その時はよかったんですが、下り坂に入ってきたところで脇腹に痛みが出てきました。
原因は前半のハイペースがたたったのか、牧のうどんやらゼリーやら焼き菓子やらエイドで食べ過ぎた(冷やしぜんざいを楽しみにしていたのに、わからずスルーしてしまったのは後悔)のかなんなのかわかりません。
差し込みが来ても2,3キロはなんとか耐えていたんですが、海風と寒さも襲ってきて1キロ5分を切るのがやっとというくらいまでペースが落ちてしまいました。
正直このあたりは気持ちが折れていたんですが、時計を見るとなんとか5分は切るペースは維持できていて、きついけど呼吸は楽でいられたので、そんなにネガティブになることなくある意味淡々と走り続けることができました。ここで立ち止まらなかったのはタイム的に大きかったです。

差し込みは40キロ過ぎてからもまだあって、呼吸に余裕があるのにペースが上げられない状態だったんですが、ラスト1キロちょいになると不思議とスッとどこかに消えたので、ちょっとペースを上げてゴール。差し込みはやっぱり単なる走力不足と思い込み?だったと思います。
記録は3:05:58で、5分は切れませんでしたが、無事自己ベストは更新できました。

平凡な記録ですが、今の力はそれなりに出せたんではないのかなと思います。

タイムリスト
タイムリスト

ゴール後|いつものごとく爆食

ゴール後はササッと着替えておもてなしエリアへ。
今回、財布を忘れてしまっていて無一文だったんですが、完走者は無料で色々もらえるのでおなかいっぱいになるくらい飲み食いできました。感謝です。ほんとはちょっとのんびりしたかったんですが、お金ないし寒いしでそそくさと無料シャトルバスに乗り込んで帰宅しました。

今回の学び

ペーサーにつくのも善し悪しあり

ペーサーに付く利点は、ペースを気にしなくてよくて、しっかり付ければ目標タイムを達成できるところで、悪い点は集団になるので給水が混雑してストレスが溜まるし、時間ロスにもつながるところかなと思います。
あと、ペーサーは目標タイムに余裕を持って走るので、僕みたいにギリギリ(今回でいうと4分15秒)を想定していると思った以上のペースになってしまうので注意が必要です。
今回は事前の準備不足だったので、今度ペーサーに付く時はその辺を考えながらにしたいと思います。

記録を狙いたいならエイド厳選も必要かも

マラソン大会はエイドも楽しみの一つなので、毎回できるだけ食べながら走ってきていたんですが、食べ過ぎると腹痛の原因にもなるので今後は厳選するのも必要になってきたかなと感じました。
30代後半になってきて、以前より胃が小さくなってマラソンを走っている最中にお腹が空くこともなくなってきました。なので今後は事前にしっかりチェックしてどこでなにを取るかもしっかり考えるようにします。
でもできるだけ食べたいので、走力をしっかりあげるのが第一にします。

カーボンシューズはやっぱり偉大

前回のさが桜マラソンでも感じたことですが、やっぱりカーボンシューズはすごいです。いまさらですが革命ですね。
楽に走れるし、ペースの落ちも最小限にしてくれるし、ダメージも減らしてくれます。
今後も大事な時にはカーボンを履いて臨もうと思います。

福岡マラソンは後半がいやらしい

これまではコースについてそこまで思うことはなかったんですが、去年今年と終盤の風を受けて苦しんだこともあって、改めて考えると、後半のコースはいやらしいな、と感じました。
疲れが出てくる32キロにコース一番の登り坂がきて、そのあとは微妙なアップダウンと海風がやってきます。「二見ヶ浦が綺麗〜」なんて言ってる余裕はなく、もろにくらったら心が折れるので心の準備が必要です。

さいごに

というわけで、福岡マラソン2023を走ってきた感想でした。

マラソンはやっぱりきついですね。でも1番きつい30キロあたりから速いラップを刻めるようになりたいところです。
去年からぼんやりと、福岡マラソンで100番以内に入りたいな、思っているので、今後はサブ3をすっ飛ばして2時間50分を切るくらいのつもりで練習に励んでいこうと思います。

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