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ランニングをすれば骨量が上がって若返りの効果も期待できるそうです

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NHKスペシャル『人体 神秘の巨大ネットワーク』第3集「“骨”が出す! 最高の若返り物質」を観ていたら、ランニングに関してよさげなことが出てきたのでご紹介します。

若さを保つためにランニングは有効のようです。

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若返りのカギは“骨”にあり

骨は単に体を支えているだけのものと思われがちですが、実は違います。骨からはさまざまなメッセージ物質が出ていて、若さを保つ役割をしているのです。

具体的には、骨が出すオステオカルシンやオステオポンチンなどのメッセージ物質よって「記憶力」「免疫力」「筋力」「精力」がコントロールされています。

 

もし、骨量が下がれはメッセージ物質が出なくなり、記憶力や免疫力が保てなくなって老化が進んでしまいます。

つまり、骨量を保てれば若さを保てるということです。

骨量と運動の関係

元自転車選手のブレイク・コールドウェルさんは、大腿骨近位部の骨折で骨量の低下が発覚し、現役引退を余儀なくされました。当時25歳なのに80歳程度の骨量しかなかったそうです。

骨量と運動の関係を研究しているミズーリ大学のパメラ・ヒントン博士は、コールドウェルさんは幼い頃から自転車以外の運動を控えていたため、骨量に異常が出たのではと分析します。

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ヒントン博士は一般の人でも運動習慣によって骨量に違いが出るのかを調査しました。

20~50代の男性で週6時間以上ランニングをしている人と自転車をしている人の骨粗しょう症予備軍の割合を調べると、ランニング19%に対し自転車63%になり、その差は約3倍になりました。※運動していない人に比べれば自転車に乗っている人の方が骨量が高いと考えられます

ヒントン博士は、この原因は“骨に伝わる衝撃の違い”ではないかと説明します。

骨は衝撃を感知すると骨の量を増やすことがわかっています。自転車の場合、体を支えられているため骨への衝撃という観点からすると、座っているのと同じになってしまうのです。

自転車で運動すること自体は心肺機能アップやメタボ予防につながりますが、骨への衝撃=若さを保つという面から見るとランニングに劣るようです。

実験が示す骨への衝撃の重要性

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さらに検証を進めるため、ヒントン博士は実験を進めました。

骨量が低い人たち19人に骨に衝撃がかかるジャンプ運動を1日30分。これを週3回行い1年間継続したところ、19人中18人で骨量が上昇。骨を作る際にブレーキ役となるスクレロスチンの量も減少していました。

※スクレロスチンは骨が出すメッセージ物質で、多いと骨が異常に増え続ける難病、硬結性骨化症になり、少ないとコールドウェルさんのように骨量が少なくなってしまいます

骨が若さを保つメカニズム

骨に衝撃が伝わると骨の中にある骨細胞が反応し、ブレーキ役のスクレロスチンを減らし、アクセル役のメッセージを出して骨を作る骨芽細胞の数を増やします。骨芽細胞は骨を作るとともに若さを保つオステオカルシンやオステオポンチンを分泌する働きもあります。

 

つまり、人は活動的に動く限り、骨芽細胞からメッセージ物質をたくさん出して若さを保つというわけです。逆に活動をやめると骨は若さを保つ必要がないと判断し、メッセージを止めてしまいます。

 

骨が衝撃を感知する役割と臓器の若さを保つ役割を担ったのは、進化の過程で活動的な個体を残すためです。子孫を残すためには、「記憶力」「免疫力」「筋力」「精力」すべてが必要になります。

骨は人間の活動を見張り、若さを保つ判断をする“人体の保つ門番”というわけです。

若さを保つためには適度な衝撃が大事

若さを保つためには骨量が大事で、骨量を保つためには衝撃を与えることが大切だとわかりました。

実験結果を見てもランニングは若さを保つにはかなりいい運動だと言えます。

ランニング以外だと縄跳びもいいそうです。膝が悪かったりするなら、無理をして歩いたり走ったりせず、水中ウォーキングやストレッチ、ヨガをするのも骨に効果的だそうです。

さいごに

以上、ランニングは体にいいよってお話でした。最後に出てきた、“活動的な個体を残すため”というくだりは、『BORN TO RUN』に通じる部分もある感じがしました。

ということで、若返りたい人、若さを保ちたい人はランニングを始めてみてはいかがでしょうか?ハマると結構楽しいですよ。

 

再放送は今のところ、1/10の0:10〜1:00で予定されています。また、NHKオンデマンド、U‐NEXTで見逃し配信(有料)されているようです。興味のある方はリンクからどうぞ。

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