どうもぐっさん(@goodsun_30)です。
もう約1か月前のことになりますが、福岡マラソン2019に参加してきました。
直前3か月ほどは思うように走ることができず、サブ3.5できれば上出来だ、という感じで本番を迎えたんですが、結果は見事に自己べスト!思った以上に走れました。
というわけで福岡マラソン2019の振り返りです。
ただ、1か月ほど前のことなのでいつものレポートよりざっくりした感じで書いていきます。
前日~スタート前
前日は走らずに0時ごろに就寝、5時前に起床。
おにぎり、もち、バナナ、みかん、ヨーグルト、カステラなどを食べて、6時半前に家を出てメルチャリを2台乗り継いで7時前に天神着。
ソラリアプラザの中で着替えつつ、カステラをもう一個ほお張り、トイレに行ったり準備運動しながらゲートイン。
ゲートに入ってから、マラソン前日に手に入れた、ミドリムシで有名なユーグレナが販売しているジェル「SPURT」を補給して待機。
栄養を補給しつつ集中力も持続する効果があるんだとか。
グレープフルーツ味なので一口目は酸っぱ苦い感じでしたが、スルッと飲めました。
効果はいかほどかよくわかりませんが、これのおかげで最後まで集中力が持続できたのかも?!しれません。
ちなみに今回の持って走ったジェルはこちら。
「SPURT」、「ライスピュレ」、「POWER LIQUID」は初めて使うものです。
特に「POWER LIQUID」は物珍しさがあって、パッケージはよくケチャップなんかが入っているパキッとするやつでした。
前日EXPOで売られていたのでお試し的に買ってみることに。
今回のマラソンは初めて使うジェルばっかりだったのでどんなもんかなというちょっとした楽しみもありました。
マラソンは長丁場なのでちょっとした楽しみをつくるのも大事なことだと思います。
ジェルのほかに携帯したのはスマホと冷え防止のためのホッカイロ。
この日に限って言えばホッカイロは必要ありませんでしたが、冬のマラソンだと走り始めてからも手を温められるので結構重宝します。
整列中は周りから「サブ3が~とかサブエガ(2:50切り)が~」とか話し声が聞こえてきて、ちょっとこのブロックは場違いかもと思いつつ、脚を伸ばしたりして準備運動。
市長の話があったり、車いすの方々がスタートした後フルマラソンの号砲が鳴ってスタートしました。
スタート前にこのブロック速い人だらけなんやろうか、ちょっとだけ委縮しかけましたが、「ま、周りの人は知らん、とりあえずハーフ1時間40分を目指して走るぞ」という感じで走りだしました。
スタート~10キロ|ごぼう抜かれのスタート
僕が入っていたBブロックはおそらくサブ3目指す人が大半のグループです。
僕もエントリー時はサブ3目指す気満々だったのでゴール予想タイムを2:55とかで書いた記憶があります。
なので、今回サブ3.5くらいを目標にしている僕とはスピードが違いすぎで初っ端からガンガン抜かれていきました。
最初の1キロで100人以上には抜かれたと思います。
周りが速いもんだからついついその動きに合わせたくなりますが、どう考えてもサブ3ペースはハーフくらいまでしかもたないので「マイペース、マイペース」と言い聞かせて、1キロ4’40”台のペースで刻んでいきました。
スタート直後はいろいろと食べ過ぎたのか、お腹が重い感じがあったんですが、走っているうちに解消されて、10キロ地点は48:04で通過。
きっちりペースを刻めました。
10キロ付近で「ライスピュレ」を補給。
味は良かったんですが、固形物過ぎてすんなり食べられないし若干お腹が重くなる感じがありました。
ライスピュレはフルマラソンよりトレイルとかウルトラマラソンにいいのかなという気がします。
10キロ~ハーフ|ハーフの通過は設定どおり!
10キロ以降は海の景色を楽しんだり、15キロから始まる給食をもぐもぐ食べたりしながら相変わらず1キロ4’40”台をキープ。
調子もよく、途中1キロ4’30”台前半まで上がってしまいましたが、そこは「まだ、まだ」と自制してペースダウン。
フルマラソンの15キロあたりって走っていて気持ちよくなるところだと思うんですが、その気持ちよさに任せてペースを上げると大抵の場合、後半垂れるような気がします。
今回は練習不足を重々承知していて、最後までもつか不安だったのもあって「抑えろ、抑えろ」、「まだ、まだ、」とブツブツつぶやきながら走っていました。
そんな感じで、あんまり入り込まずに半分ジョグ感覚で景色を見たり、周りのランナーを見たりしながら前半の難所、九大の坂を登り切ってハーフを通過。
ハーフあたりで「パワーリキッド」を投入しました。
パワーリキッドのパッケージはこれです。
たぶんまだ試作の段階?ぽくてパッケージが簡素なんですが、意外と飲みやすくて手もべたつかないし、ありなんじゃないかと思います。
そして味も良くて今後のマラソンでも使うかもしれません。
ハーフの通過は1:40:07で設定どおり。
しかも心肺も脚もまだまだ余裕そうだったので、ここからペースを上げてみることにしました。
ハーフ~30キロ|いったんペースを上げるも…
ハーフ通過時点で余裕があったので、そこからペースアップして1キロ4’30”台に乗っけましたが、このまま走り続けるのは無理!と判断して、結構早めに1キロ4’40”台に戻しました。
「練習不足だし、仕方ない」と切り替えて、「ハーフ過ぎたら上げる!」から「30キロから上げる!」を目標にして淡々と走ります。
実はハーフ過ぎて、「ここから1キロ4’30”で走れれば3時間15分台いけるんやない?」なんて考えたんですが、その計画は夢のまた夢に終わりました。
30キロあたりで「パワーリキッド」のカフェイン入りを投入。
効果がどうとかは正直あんまりわかりませんが、こちらも飲みやすくてよかったです。
この区間の給食はもちろん全部完食。
ペースは上げきれませんでしたが、まだ余力はある状態でした。
30キロ~40キロ|35キロで力尽く…
30キロの通過タイムは2:21:41。
スタート前は自己ベストのこととか全く考えていなかったんですが、もしかしたら自己ベストも狙えるかもというくらいのタイムでした。
「たしかグロスで3時間18分くらいだったよなー」とか思いながら、ペースを上げていきます。
30キロ過ぎの灘山の峠もガシガシ登ってガンガン追い抜いて、下りでさらに加速して、ペースは1キロ4’15”まで上がりました。
35キロ手前までは女性ランナーと抜きつ抜かれつの競り合いで気持ちよく走っていたんですが、段々きつくなってきて給水ポイントでついに置いて行かれました。
ここからは残った力をどう振り分けていくかです。
脚に疲れがきていてピキピキきはじめていましたが、まだ多少余力はあったのでなんとかペースを1キロ4’40”台で維持しつつ、メンタルと体力が回復してくれるのを待ちます。
35キロから40キロまではとにかく「耐えろ」と念じながらひたすら我慢しました。
35~40キロの5キロは23:55と垂れましたが、ここでしっかり粘れたおかげで自己ベストが更新に繋がったんだと思います。
40キロ~ゴール|自己ベストの更新に向けてスパート!
残りの2.195キロを10分切って走れれば自己ベスト更新です。
あちこち痛いしきついけどまだ少し力は残っていたので、必死にスパートしました。
1キロ4’40”台の後半まで落ちたペースを4’30”、4’20”と上げて最後の500mくらいは1キロ4分ペースで走り抜けて、3:17:42でゴール。
終わってみれば、これまでのフルマラソンで初めて一度も立ち止まらずに走り続けてゴールできていました。
サブ3.5目標で3:17台の自己ベストはもちろん嬉しいんですが、最後まで走り続けられたことへの喜びというか達成感の方が強かったです。
ペース配分をうまくできれば、メンタルも保てるし脚も最後までもつんだなと実感できたのが今回の一番の収穫だった思います。
あと、今回の裏目標、給食を全部食べるという目標も無事達成できました。
後半の後半で給食が3種類くらい立て続けに出てくるゾーンがあって焦ったんですが、そこも無理やり口に詰め込んでクリア。
何を食べたかわからなかったのは残念ですが、おいしくいただきました。
タイムリストはこんな感じです。
35~40キロに粘れているんですが、次はここで上げられるような強さが欲しいところ。
頑張ります。
ゴール後|とにかく食べる
ゴール後は脚を引きづりながら更衣所に行って脚が攣らないように気を付けてそろりそろりと着替えておもてなし会場へ。
おもてなし会場には無料のふるまいがたくさんあって、まずみかんを1袋(2キロ分くらい?)をもらって、豚汁、焼肉、その他いろいろとにかく食べまくりました。
ランナーは無料、というのも沢山あって、かき氷やらホットドックやらポテトやら牡蠣やらを爆食いして、これでもかというほどお腹を満たして帰りました。
マラソンを走り終わったあとでも食べれるランナーさんにはおすすめの大会です。
福岡マラソン2019の感想
とりあえず走り切れてホッとしました。
直近3か月ほどは全然走れていなくて、ロング走もろくにできていなかったのでとにかく不安でした。
でも直前になって調子が上がってきて、走り始めたら意外と走れて、その調子で走っていたら自己ベスト更新のおまけまでついてきてよかったです。
今回、ちゃんと走れていないわりに自己べストが出た要因は3つあると思っていて、
- 走れなくても自転車を漕いでいた
- ペースを上げすぎなかった
- 地元でリラックスして走れた
のがよかったのかなと。
自転車を漕いでいたというのは、9月終わりごろからUber Eatsの配達員をちょこちょこやっていたからです。
ママチャリですが、そこそこいいトレーニングになっていたのかなと思います。
ペースを上げすぎなかったのは、正確にいうと、途中でつぶれるのが怖くて上げきれなかった、なのかもしれませんが、練習不足をしっかり自覚していたためです。
いつもなら無理なペースで走って後半自滅するパターンだったんですが、今回は後半上げられました。
うまくペースを自制できたのはいい経験になったと思います。
最後の地元でリラックスできたというのは、4回目の参加というのもあって、勝手知ったるコースなので、いろんなポイントはわかっていて無駄に気を遣うことなく走れたということです。
こんな感じでうまく条件がそろって自己ベストが更新できたと思います。
最後まで止まることなく走れたし、自己ベストも出たし、給食も完走後のおもてなしも満足できたし、いい思い出になりました。
さいごに
というわけで結局長くなった福岡マラソン2019の完走記でした。
大会から1か月後の完走記なんて誰が読むかって感じですが、備忘録として残しておきます。
今シーズンはもうフルマラソンを走る予定はないですが、福岡マラソンでいい感覚を掴めたので、次のフルマラソンでサブ3を達成すべく頑張ります。
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