どうもぐっさん(@goodsun_30)です。
今年の夏は気象庁が「災害と認識するレベル」の猛暑が続いていて、毎日のように熱中症のニュースが流れています。
実は僕も高校時代にラグビーをしていた時、一度熱中症で倒れたことがあります。
熱中症はなる時もつらいですが、ひどくなるとそのあとも尾を引く場合があるのでほんとに気を付けるべきです。
というわけで、今回は熱中症で倒れた時のことでも書いていこうと思います。
高校二年生の夏、グラウンドで意識を失い倒れる
毎年夏休みになると合宿があるわけですが、2日目だか3日目だかの午後の練習中のことです。
グラウンドの端から端まで(約100m)4~5人でパスしながらダッシュするランパスという練習が始まりました。
インターバル練習みたいなものです。
↑これをダッシュでやる練習です
普段の練習でも5~10本やることはあったんですが、夏合宿になると一度はエンドレスでやるのがお決まりになっていました。
これが始まると顧問の先生が「ラスト」と言うまでひたすら走り続けないといけません。
これ、体力的にきついのはもちろんですが、終わりが見えないので精神的にも削られます。
で、僕はこの練習中に熱中症で意識を失ってグラウンドに倒れました。
ランパスに関するどうでもいい余談
ランチをお得に食べられる「ランチパスポート」のことを世間では“ランパス”と略していますが、どうも馴染めないというか、納得できません。
正直「ランパス」と言われると苦しい記憶がよぎって頭がこんがらがるので“ランパス”は是非ともやめて欲しいです。
こんな風に思っているラガーマンは僕以外にも絶対いるはずです。
“ランチケ”(ランチチケット)とかどうでしょう?
以下、体験談続きます。
倒れた時の状況と様子
今調べてみたところ僕が倒れた当日の最高気温は32℃とか33℃でした。
たしか午後3時くらいに練習開始だったと思うので僕が倒れた時は30℃は超えていたと思います。
倒れる前の記憶があいまいで、意識が戻ってからのことしかちゃんと覚えていないんですが、あとで聞いたところによると、ランパス中に周りの声に反応しなくなって走りながら倒れたんだそうです。
倒れる直前か数本前に一緒にランパスしていたチームメイトから「早くボール寄こせ!」と怒鳴られた記憶がぼんやりあるので、その時から意識が朦朧としていたんだと思います。
倒れたあとは「〇〇!〇〇!」と顧問の先生に名前を呼ばれて意識が戻りました。
僕は自分の状況が全く把握できていなかったので、何が起きたのかわからずとぼけた顔をしていたと思います。
この時は眠りから覚めたような感じですごく眠くて、一度目を開けたんですが、また目を閉じて眠ろうとしていたような記憶があります。
なんとか目を覚ましたあとは、いったん木陰に運ばれて、マネージャーや先生に練習着を脱がされて脇や首を冷やしてもらいつつ水分も摂りました。
このころになると意識ははっきりしてきていたんですが、身体の方は全身が鉛のように重く、座ることで精一杯の状態で、休んでいるうちにゲーゲー吐きまくりました。
後ろを向くことも手で口を覆うこともできない状態だったので垂れ流し状態でした。
今までの人生で人前であれだけ無様に吐いたのはあの時だけです。
で、この後しばらくグラウンドの木陰で休んで少し回復したあと、顧問の先生とたまたま練習を見に来ていた数名のOBに付き添われて近くの病院に行きました。
ただ、回復したといってもまだ自力で立てない状態だったので、病院まで500mくらいの間OBに背負ってもらいました。
力が入らない僕の身体(体重80キロ)は相当重かったと思います。
病院に着くとちょっとした診察をしてすぐに点滴をしてもらいました。
この時が人生で初めての点滴だったんですが、点滴が身体に沁みわたっていく様子がわかってみるみる回復していきました。
点滴のパワーはすごいです。
1時間?くらい点滴したおかげで自力でしっかり歩けるようになりました。
この時医師に言われたことで印象に残っているのが「熱中症は脳のオーバーヒート状態」という言葉です。
たしかにいろいろと自分で制御できなくなっていたので、妙に納得したのを覚えています。
そして、同時に1~2週間の運動禁止を告げられました。
今調べた感じだと、この時の熱中症の重症度はおそらくⅡ度、もしかしたらⅢ度という感じなので、 対処を間違えればもっとおおごとになっていた可能性があります。
冷静に対処してくれた先生方、OBの方、そしてラグビー部の部員・マネージャーには感謝しかありません。
熱中症で倒れた後の経過
医師に運動禁止を言い渡されたわけなんですが、実際のところ運動したくてもできませんでした。
ちょっと走っただけで心臓がバクバクなるし、頭も痛くなるので1週間はとにかく静かに過ごしました。
体力が回復してきたかなというところで、まずプールで軽く運動を始めて徐々に身体を戻していきました。
結局10日くらい休んで練習に復帰したと思うんですが、体調は100%戻ったというわけでなく、この年の夏はずっとどこかだるい感じがして、疲れやすかった記憶があります。
9月、10月過ぎて涼しくなってくるにしたがって、ようやく以前の身体に戻っていきました。
熱中症で倒れたあと、こんな感じで時間をかけて少しずつ回復していったわけなんですが、熱中症の後遺症のようなものは続きました。
この翌年の夏合宿でも熱中症になりかけたし、ラグビーのクラブチームに入って練習した時や昼に走った時も頭が痛くなりました。
炎天下での運動なので身体に負担をかけているのは間違いないんですが、熱中症になって以来夏に弱くなったような気がしてなりません。
僕的には脳が熱中症になった時のことを記憶していて早めに危険信号を出しているんじゃないかと勝手に考えています。
原因はクーラー病?夏バテ?
熱中症で倒れた直接の原因は炎天下の中、日陰のないグラウンドで激しい運動をしたことですが、それ以前に体調が優れない状態が続いていたことがもっと大きな原因だと思っています。
この年の夏は常にだるい感じがしていて、練習の疲れが抜けきらず、どんどん疲れがたまっていくという悪循環に陥っていました。
なんで体調がよくなかったかというと、おそらくクーラーの当たりすぎです。
僕の学校はクーラーが完備されていて、すごく快適な状態で夏期講習を受けることができたんですが、その時の僕の席がクーラーの風がもろに当たるところで、ときおり寒いくらいの冷風を浴びていました。
夏の間中、授業中はクーラーの風を直接浴びて、体が冷えた後に外に出て練習、というサイクルを続けているうちにクーラー病または夏バテ状態になったんだと思います。
人間は急激な温度変化があると自律神経のバランスが崩れて、だるさ、頭痛などさまざまな体調不良が起こるそうです。
当時の僕の状況はまさにこれです。
で、体調がよくない時に夏合宿恒例の終わりの見えないランパスをやったことで身体が限界を迎えたんだと思います。
今考えれば、クーラーの設定を変更するなり、席を替わるなりしていればよかったんですが、当時は「今のうちに涼しい風を浴びとこ」くらいに考えていたんだと思います。
熱中症予防のためにクーラーをつけるのは大事なことですが、使い方を間違えると僕みたいに体調不良に陥って熱中症になりやすい状態になってしまうので、クーラーは適度に使うようにしましょう。
さいごに
というわけでだらだらと書いてしまいましたが、これが僕の熱中症の体験談です。
熱中症はこじらせるとそのあとも長々と影響が出るので、炎天下での外出・運動はできるだけ控えた方がいいと思います。
もし、外出や運動をするなら塩分・水分補給を忘れずに。
僕は最近血液量を増やす効果があると言われる牛乳を飲んでいるんですが、そういった熱中症対策もいいと思います。
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