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北九州マラソン2019完走記~悔しさの残る5回目のフルマラソン~

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北九州マラソン2019の完走メダル

松本零士さん監修の完走メダル

どうもぐっさん(@goodsun_30)です。

2月17日に開催された北九州マラソン2019に参加してきました。

記録はグロスで3:18:02、ネットで3:17:10。

自己ベスト更新という最低限の目標は達成できましたが、悔しさが残る自身5回目のフルマラソンとなりました。

てことで、備忘録がてら北九州マラソン2019を振り返っていきます。

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北九州マラソン2019のタイムリスト

北九州マラソン2019のタイムリスト

北九州マラソンのタイムリスト

30キロまではほぼ100点の内容です。

スタートのロスと出だしのもたつきを30キロの間で挽回して、30キロの通過が2:15:22(ほぼ4’30”/㎞)で、目標通りでした。

事前の想定ではここから粘って、3:10切りできれば120点、落ちても粘って3:15は切りたいと思っていました。

しかし、実際は30キロ以降差し込み?と向かい風に苦しんでほぼ戦意喪失。

しまいには立ち止まってしまって3:15も切れず、情けない走りになってしまいました。

 

ざっくり振り返ったらこんな感じです。

ここからは前日からスタート前、スタートしてから5キロごとの様子を細かく書いていきます。

前日~スタート前

北九州マラソンは前日受付があるので朝ラン後に北九州まで行ってちょっとだけ観光して帰宅。

↓前日のことはざっとした感じでブログに書いています。

床に就いたのは23時前、起床は4時50分。

すぐに眠れたわけではなく、途中目が覚めたりもしたので睡眠時間は4時間半くらいだったと思います。

 

朝食は昆布のおにぎり二つ、餅二つ、カステラ二つ。

ほぼ炭水化物でたっぷり食べました。

モルテン160もチビチビ飲みはじめ、スタート前までに飲み干しました。

 

家を出たのが5時50分過ぎ、博多駅に着いたのが6時30分前。

コンビニでおにぎりと水とカリカリ梅を買って6時40分発の新幹線に乗っていざ小倉へ。

 

会場に着いて、モルテン、水、アミノバイタルゼリー、カリカリ梅(買ったおにぎりは食べず)を口に入れながら準備してトイレを済ませてスタート30分くらい前にスタートブロックに入りました。

上半身は前日の受付で配られた簡易ポンチョを着て、手にはホッカイロを持っていました。

 

スタートブロックでインスタつながりのあるランナーさんを発見したので、少し話しながらコースのアドバイスももらって待機。

市長や増田明美さん、中村勘九郎さん、お兄さんにしゃべり方がそっくりな川内鮮輝(川内優輝さんの弟)さんの話を聞いていよいよスタートです。

 

ちなみに当日はアディダスのシャツと短パン、ガーミンのGPSウォッチ、腰にフリップベルトといういで立ち。

ソックスはTabioの5本指ソックス、シューズはターサージール5を使いました。

用意した補給食

用意した補給食

今回用意した補給食はマグオンのジェル4種類と前日EXPOでもらったヴァームの顆粒タイプ、塩熱サプリ。

どれも初めての使用です。

フリップベルトにジェルとヴァーム、短パンのポケットに塩熱サプリを入れていました。

スタート~5キロ 何となく身体が重いし、足を何度も蹴られてイライラ…

スタート地点の様子

  • 5キロ通過タイム 00:24:10(スタートロス52秒)
  • 5キロラップ 23’18”(4’40”/㎞)
  • 1キロごとのラップ 4’56”,4’35”,4’34”,4’31”,4’30”
    ※ガーミン計測なので誤差あり

気温は10℃前後、スタート前は晴れ間も見えてランニング日和になりました。

午前9時過ぎの号砲でスタート。

Aブロックスタートでしたが、前にSA、SBブロックがあるのでスタートラインまで52秒かかりました。

最初の1~2キロは人の間をすり抜けながら前に行き、徐々に走りやすくなった2キロあたりからはキロ4分30秒台に落ち着きました。

北九州マラソンの序盤は登りなのでこのペースで上出来です。

 

気になったのは若干身体が重かったことです。

疲れが抜け切れていなかったのか、朝食べ過ぎたのか、登りだったからなのかわかりません。

でも、走りに影響するほどでもないので予定通り30キロまでは4’30”/㎞で押していくことに。

 

この区間は後ろの人の脚が僕の足裏に何度か当たってちょっとイライラしました。

ちょっと当たるくらいですが、それでも微妙にバランスが崩れるし、ストレスも溜まります。

で、ちらっと振り返ると毎回同じ人。

2~3キロ走っている間に4~5回蹴られて、さすがに嫌だったのでわざとらしく横に移動して前に出てもらいました。

故意ではないと分かってはいますが、何回も当たるなら距離を取るなり横ズレるなりしてほしいです。

5キロ~10キロ 下り坂で最速ラップを計測

  • 10キロ通過タイム 00:46:31
  • 5キロラップ 22’21”(4’28”/㎞)
  • 1キロごとのラップ 4’30”,4’18”,4’21”,4’28”,4’30”

5キロ地点の給水ポイントでヴァームの顆粒を水と一緒に補給。

ポンチョはここまで持って走ってゴミ箱に捨てました。

 

6キロあたりから下りなっているので、ガーミン計測では6キロのラップが4’18”で最速になっています。

スタート地点でインスタで知り合ったランナーさんに「6キロ過ぎてからの坂で飛ばすとあとでくるから抑えた方がいい」とアドバイスをもらっていたので、抑えたつもりだったんですが、それでもだいぶ速くなっていました。

とはいえ、この区間は落ち着いてうまく走れたんじゃないかと思います。

 

この区間の途中で閉業したスペースワールドの前を通るんですが、シンボルだったスペースシャトルはないしタイタン(ジェットコースター)も解体中で、福岡県民としてはどことなく寂しさを感じました。

10キロ~15キロ 微妙な風と緩やかなアップダウンが続く

  • 15キロ通過タイム 01:08:55
  • 5キロラップ 22’24”(4’29”/㎞)
  • 1キロごとのラップ 4’35”,4’23”,4’26”,4’30”,4’22”

10キロ地点の給水ポイントでMag-onのアップルフレーバーを補給。

体力的にはまだ余裕がありましたが、身体はなんとなく重い状態のままで味わう余裕はなし。

13キロ地点の給水前で塩熱サプリを補給。

ざっくりとした感想ですが、意外とおいしかったです。

 

この区間は緩やかなアップダウンがあって、登り中に風が吹いてきたのでラップが少し乱れました。

また、風に加えて建物の陰になる場所も多く腕に寒さを感じたので、ところどころでホッカイロを当てて温めました。

 

ホッカイロはスタートしてすぐ捨てる予定だったんですが、途中で寒さを感じそうだったのでとりあえずフリップベルトの中に押し込んで、寒さを感じたら出して温めるということを繰り返して、結局30キロくらいまで持って走りました。

まさか30キロまで持ったままになるとは思ってなかったんですが、今回のマラソンのMVPはホッカイロと言ってもいいくらい役に立ったので、持っていてよかったです。

15キロ~20キロ 給食エイドまさかのスルー

  • 20キロ通過タイム 01:31:05
  • 5キロラップ 22’10”(4’26”/㎞)
  • 1キロごとのラップ 4’23”,4’28”,4’37”,4’21”,4’25”

この辺りから身体の重さはもうどうでもよくなりました。

重かろうが軽かろうが走るだけなので、どうであろうが変わりません。

 

この区間も微妙にアップダウンがありました。

北九州マラソンは比較的フラットと言われていますが、ちょこちょこと坂があるので、前半はあまり力を入れすぎないことがポイントだと思います。

 

15キロ地点のエイドから楽しみにしていた給食エイドが始まったんですが、なんとなくお腹が受け付けない感じだったのでスルーしました。

といっても、甘酒日向夏ゼリーは欲しかったのでとりあえずもらって持ったまま走りました。

その後の18キロ地点の給食エイドも全スルー。

 

いつもなら給食は食べれるだけ食べるんですが、この日は食欲がわかず、ほとんどジェルの補給で済ませました。

食べすぎなのか、これが程よいお腹の満たされ具合(モルテン効果?)なのか…胃腸のトラブルというほどではないんですが、いつもはすぐお腹が空くのに不思議な感じでした。

20キロ~25キロ 5キロの最速ラップ

  • 25キロ通過タイム 01:53:03
  • 5キロラップ 21’58”(4’25”/㎞)
  • 1キロごとのラップ 4’22”,4’23”,4’22”,4’22”,4’22”

20キロ地点のエイドで持っていた甘酒日向夏ゼリーを補給。

ここで一緒に塩熱サプリも摂ろうと思ったんですが、短パンのファスナーが壊れて開かず取り出せなくなってしまいました。

どうにかならないかと何回かファスナーを開けようとしましたが、諦念。

ちょっとしたトラブル発生で若干気持ちが落ちましたが、「ジェルはまだ3つもあるし大丈夫」と切り替えました。

 

ハーフの通過タイムが1:35:56。

4’30”/㎞ペースから56秒遅れです。

スタートと混雑があった最初の1キロで4’30”/㎞ペースから約1分30秒遅れているので、ここまでで約30秒縮めています。

なんとか30キロの通過を2:15:00(4’30”/㎞ペース)に近づけるためにこの区間は意識的にペースを上げました。

その結果、5キロの最速ラップを記録。

 

あとから考えればここを落ち着いて4’30”/㎞でいっていれば、後半の落ち込みは少なかったのかもとも思いますが、それはタラレバで、この時は走る前に立てた目標に集中していたし間違ってはなかったのかなと。

でも力不足ではあるので、そこはまた鍛えなおします。

25キロ~30キロ 若干疲れが出てくる

  • 30キロ通過タイム 2:15:22
  • 5キロラップ 22’19”(4’28”/㎞)
  • 1キロごとのラップ 4’26”,4’28”,4’33”,4’23”,4’24”

小倉を過ぎてから門司港まではずっと一本道です。

ときおり向かい風が吹くので、集団に混ざったり風よけになりそうな人の後ろについてやり過ごしました。

この区間か前の区間に増田明美さんが立っていたのでハイタッチ。

ちょっとだけ元気をもらいました。

 

27キロ地点の給食エイド付近でMag-onの梅フレーバーを補給。

この時は体力的にほとんど余裕がなく、味もほんとに補給したのかもあんまり覚えていません。

 

30キロの通過は2:15:22。

若干予定をオーバーしていますが、スタートの出遅れを取り戻してのほぼ4’30”ペースなので「よし!」という充足感に浸れました。

この時はけっこう疲れてはいましたが、まだいけると思っていたので、とりあえずこのまま35キロまで!という気持ちで自分を鼓舞しながら走っていました。

30キロ~35キロ 脇腹痛(差し込み?)発生でペースダウン

  • 35キロ通過タイム 2:40:15
  • 5キロラップ 24’53”(4’58”/㎞)
  • 1キロごとのラップ 4’37”,4’41”,4’54”,4’59”,5’21”

30キロを過ぎて身体に限界がきたのか、31キロあたりでお腹に異変を感じ始めます。

どうも右の腹筋上部が痛い。

そのうちなくなるだろうと思いましたが、なかなかしつこい痛みで、いったんペースを落とすことにしました。

 

そこから何キロかは、ペースを落とす→痛みが和らぐ→少しペースを上げる→また痛くなるの繰り返しで、そんなことをしている間に向かい風が強くなってきてメンタルが一気にダウン。

「もう無理」という気分になってしまい、立ち止まって脇腹のストレッチをしました。

 

これがいわゆる差し込みというやつなんでしょうか。

それとも筋肉不足なのか。

普通に走っている時に脇腹痛くなったことはありますが、こんなに何キロも続いたことがなく、走りながらお腹を伸ばしたりしてみたもののどうにもならず、お手上げ状態でした。

 

歩かずに最後まで走り切ることも目標の一つだったので自分に負けたことにがっかりしつつも、まだキロ5分ペースで走れば3:15を切れる状態ではあったので、気持ちはまだギリギリ繋がっていました。

 

ちなみにこの脇腹痛なんですが、走り終わって3日たった今、右だけではなく左にも筋肉痛みたいな感じでモヤっとしたものが残っています。

走っている時の右の脇腹痛は内臓が揺れることが原因と書かれていることが多いですが、僕の場合、単に腹筋不足だったってことなのかもしれません。

35キロ~40キロ 戦意喪失…も小倉牛で回復?

  • 40キロ通過タイム 3:07:24
  • 5キロラップ 27’09”(5’26”/㎞)
  • 1キロごとのラップ 5’34”,4’54”,5’38”,5’32”,5’10”

35キロ地点の給食エイドでMag-onレモンフレーバー(カフェイン入り)を補給してバナナももらいました。

記憶が定かではないですが、少し歩きながらだった気がします。

 

エイド後もまだ脇腹痛は治まらず、ちょっとペースを上げたら痛み出すという感じで、上げて5’00”/㎞が精いっぱいでした。

35~6キロあたりで3:15切りも見えなくなってきて、しばらくはゾンビのような状態で走っていたと思います。

左の太ももの前側も攣りそうになってきたし、向かい風は強いしで戦意喪失気味でした。

 

こんな感じでフラフラ走ってたどり着いたのが38キロ地点の給食エイド。

ここでは小倉牛の振る舞いがあります。

走る前から小倉牛は絶対食べようと思っていたので、食欲はないけどもらいました。

渡されたのは肉が5切れほど入ったパック。

正直「こんなに入らん」と思いましたが、歩いてもぐもぐ食べて、最後は2切れほど口に押し込んでパックをゴミ箱に捨てて走り出しました。

 

ここまで来たら残りは約4キロです。

左の太ももはいつ攣るかわからないくらいビンビン来てましたが、脇腹痛はすこし軽くなったので、少しメンタルが回復。

ゆっくりでしたが、ここからは最後まで止まることなく走れ切れました。

40キロ~ゴール 情けなさと悔しさしかないゴール

  • ゴールタイム 3:18:02
  • 2.195キロラップ 10’38”(4’50”/㎞)
  • 1キロごとのラップ 5’12”,4’49”,2’03”(0.47㎞) 

40キロの給水ポイントを過ぎると残りは2キロちょっと。

足裏もしびれてきましたが、走れるので頑張ってペースを上げました。

40キロ過ぎてからは、30キロ以降ペースダウンした自分が情けなくなったのか、悔しい思いで足を前に進めました。

 

最後の直線200mくらいのところで時計表示が見え、頑張れば3:18は切れそうだったので、残った力を振り絞ってダッシュ。

ゴールラインを通過したのが3:18:00あたりだったのでもしかしたらいけたかな?と思いましたが、結果は2秒オーバー。

 

自己ベストを5分ほど更新しましたが、ゴール後の満足感は皆無。

情けなさと悔しさしかなかったです。

ゴール後

表彰式の様子

表彰式

ゴール後、完走タオルとメダル、VAAMウォーターと魚肉ソーセージ、メロンパンを渡されましたが、食欲がないのでVAAMのみ飲み干して着替え。

途中でふくらはぎが攣って一人悶絶しました。

 

着替えた後EXPO会場に行くと表彰式が始まろうとしていて、表彰式後中村勘九郎さんのトークショーがあるとのことなので、休憩がてら椅子に座って表彰式を拝見。

みなさんいい顔されてました。

中村勘九郎さんと君原健二さんのトークショー

表彰式が終わって絶賛放送中の大河ドラマ「いだてん」主役の一人、中村勘九郎さんと、北九州市出身で東京オリンピックとメキシコオリンピックのマラソン代表で銀メダリストである君原健二さんのトークショーが始まりました。

勘九郎さんの衣装はこの日のために?NHKのスタッフが作ってくれたものだそうで、胸には“NIPPON”という刺繍があり、足袋も履いての登場でした。

撮影の苦労話だったり、君原さんと金栗さんの思い出話だったり「いだてん」視聴者としては興味深い話が聞けました。

11月からはスタート地点だった勝山公園で平成中村座の公演をするそうで、それもあって今回ゲストとして招かれたみたいです。

ゴール後の豚汁の振る舞い

トークショーのあとは自衛隊の豚汁の振る舞いを頂いて、ミクニスタジアムをちょっと見学して帰宅の途につきました。

家に帰り着いたころになってようやく胃が食べ物を欲したので、メロンパンやらを頂きました。

北九州マラソン2019の感想

全体の感想としては、道中の応援がほとんど途切れることなく、エイドもバリュエーション豊富(食べられませんでしたが)でいい大会だった思います。

コースに関しては思っていたよりアップダウンがあったという印象です。

20キロ地点の小倉あたりまでは小さなアップダウンがあるので、そこで体力を削られないようにするのが大事だと思います。

あとは風が厄介でした。

前半もちょこちょことと風が吹いていたんですが、門司港を折り返してからの風が特に強くて笑いが出ました。

コースに関してはもう一つ僕個人の反省があって、下見もしてないしコース動画ちゃんと見てないし地図もよく確認していなかったので、どこを走っているのかわからず、コース自体をいまいち楽しめませんでした。

土地勘のないところを走る時はしっかりコースを確認しておこうと思います。

 

最後に僕個人のこと。

情けないとか悔しいとか書いていますが、収穫だったこともあります。

  • 足蹴り、ファスナー損壊、脇腹痛なんかの初体験トラブルがありつつベストは出せたこと
  • 30キロまで4’30”/㎞ペースでいけたこと
  • 中足骨が痛むことなく走り切れたこと
  • ギリギリ気持ちを切らさずもちこたえたこと

こんな感じです。

一言でいえば、後半粘る手ごたえをつかめた気がすること、です。

あくまで“気がする”程度なのでほんとのところは分かりませんが、1か月後のさが桜マラソンに向けていい経験ができたと思います。

さいごに

長々とだらだらと書いてきた完走記でした。

マラソンを走るのは今回で5回目でしたが、いつ走っても後半は地獄のような苦しみがあります。

今回も脚はバキバキだし、脇腹は痛いし、風は強いしで後半の後半は地獄を味わってきました。

「なんで走っとるんやろ?」と毎回なるんですが、まだまだ納得できないので、満足するまで走り続けようと思います。

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