このブログではラグビージャージについてちょこちょこと調べています。
というわけで、今回は2023年9月にフランスで開幕するラグビーワールドカップ2023に出場する20か国のジャージについて調べてまとめました。
プールA
ニュージーランド(愛称:オールブラックス)
- メーカー…アディダス
- エンブレム…シルバーファーン(シダの葉)
ラグビーファンだけでなく多くの人にオールブラックスとして知られているオールブラックスのジャージはアディダス製。
ジャージに大きなシルバーファーンが描かれています。
今回のフランス大会では前回の日本大会と違って襟つきジャージに変わっています。
ジャージはアディダスの公式サイトで販売中です。
フランス(愛称:レ・ブルー)
- メーカー…ルコックスポルティフ
- エンブレム…ガリアの雄鶏(国鳥)
今回のワールドカップ開催国であるフランスのジャージはルコックスポルティフ製。
日本ではゴルフやテニスのイメージが強いメーカーですが、ラグビーフランス代表とは長い間関係があり、2019年のジャージもルコック製でした。
デザインはシンプルで、青、白、赤の3色。左胸の雄鶏のエンブレムが印象に残ります。
イタリア(愛称:アズーリ)
- メーカー…マクロン
- エンブレム…イタリア国旗
イタリア代表のジャージはイタリアのメーカーはマクロン製。
日本ではあまり見かけないメーカーでしたが、2021年に静岡ブルーレヴズがオフィシャルサプライヤー契約を結ぶなど、日本でも販路を拡大しています。
ジャージ全体に描かれているのは月桂冠をイメージしたものだそう。
※↓なぜかErrorと出ていますが普通に飛べます。
ウルグアイ(愛称:ロス・テロス)
- メーカー…Flash Sports
- エンブレム…ナンベイタゲリ(国鳥)
ウルグアイ代表のジャージはFlash Sports製。
初めて目にするメーカーでしたが、どうやら30年以上前にアルゼンチンで設立したラグビーメーカーのようです。
ファーストジャージはエメラルドグリーン一色。左胸部分ナンベイタゲリのエンブレムがあしらわれています。お腹の部分にウルグアイ国旗にもある太陽のマークが描かれているのが大きな特徴です。
セカンドジャージはこちら。予選リーグではこちらのジャージを多く着用することになるみたいです。
ナミビア(愛称:ウェルウィッチアス)
- メーカー…BLK
- エンブレム…サンショクウミワシ(国鳥)
ナミビア代表のジャージはBLK製。
デザインはシンプルで、ファーストジャージが青、セカンドジャージが白を基調としたデザインになっています。
ちなみに愛称ウェルウィッチアスの元になっているのはウェルウィッチア(日本名:奇想天外)という植物で、国旗にも描かれています。
プールB
南アフリカ共和国(愛称:スプリングボクス)
- メーカー…ナイキ
- エンブレム…プロテア(国花)、スプリングボック(動物)
前回優勝国の南アフリカのジャージはナイキ製。
前回大会のアシックスから変更になりました。
ファーストジャージは襟付きで、スプリングボクス伝統のグリーンとゴールドのジャージになっています。襟元部分に国旗が描かれているのが特徴的です。
一方で、セカンドジャージは襟なしで、ナイキっぽさが出た白基調の明るいデザインになっています。
アイルランド(愛称なし)
- メーカー…カンタベリー
- エンブレム…シャムロック(国花)
世界ランキング1位(2023/7/25時点)、アイルランド代表のジャージはカンタベリー製。
デザインはオーソドックスで、前回大会よりもグリーンが鮮やかになっているように見えます。
このジャージは100%リサイクルポリエステルで作られているとのこと。
スコットランド(愛称なし)
- メーカー…マクロン
- エンブレム…アザミ(国花)
スコットランド代表のジャージはマクロン製。
一番の特徴はタータンチェックの柄です。ファーストジャージには側面部分に、セカンドジャージは袖の端部分に描かれています。
トンガ(愛称:イカレ・タヒ)
- メーカー…ForceXV
- エンブレム…ハト
トンガ代表のジャージはForceXV製。胸の上部分にFXVというロゴが入っています。
ForceXVは1985年にフランスで設立されたメーカーで、現在はラグビー専門メーカーになっているみたいです。
ジャージにはクペシ・トケラウフェレトアというトンガ伝統の文様があしらわれています。
ルーマニア(愛称:オークス)
- メーカー…マクロン
- エンブレム…樫
ルーマニア代表のジャージはマクロン製。
ルーマニア伝統の文様が描かれているのが特徴です。
プールC
ウェールズ(愛称:レッドドラゴンズ)
- メーカー…マクロン
- エンブレム…スリーフェザーズ
ウェールズ代表のジャージはマクロン製。
襟付きジャージで、ジャージには国家の歌詞がプリントされているようです。
黒と黄色のセカンドジャージはウェールズの守護聖人、セントデイビットの旗の色が元になっています。
オーストラリア(愛称:ワラビーズ)
- メーカー…アシックス
- エンブレム…ワラビー
オーストラリア代表のジャージは前回大会に続いてアシックス製。
左胸のロゴが新しくなっているとのこと。
ファーストジャージはゴールドとグリーンの伝統の配色で、前面部分に文様があります。セカンドジャージは白を基調として、肩口と側面に特徴的な文様が施されています。
ジャージはアシックスのサイトで販売中です。
フィジー(愛称:フライング・フィジアンズ)
- メーカー…ナイキ
- エンブレム…ヤシの木
フィジー代表のジャージはナイキ製。
ファーストジャージは白黒の襟付き、セカンドジャージは黒赤の襟なしで、ダイナミックなデザインになっています。
ジョージア(愛称:レロス)
- メーカー…マクロン
- エンブレム…ボージーガーレイ(太陽のシンボル)
ジョージア代表のジャージはまだ発表されていないようですが、マクロン製とのこと。
ポルトガル(愛称:オス・ロボス)
- メーカー…マクロン
- エンブレム…不明(5つの盾?)
ポルトガル代表のジャージはマクロン製。
ファーストジャージは赤、セカンドジャージは白を基調としていて、緑が袖や襟部分に使われています。
ジャージの前面にはポルトガル国旗に描かれている5つの盾がデザインされています。
グループD
イングランド(愛称:レッドローズ)
- メーカー…アンブロ
- エンブレム…バラ(国花)
イングランド代表のジャージはアンブロ製。
ファーストジャージが白、セカンドジャージがネイビーで、デザインも非常にシンプルなものになっています。
日本(愛称:ブレイブ・ブロッサム)
- メーカー…カンタベリー
- エンブレム…桜(国花)
日本代表のジャージはカンタベリー製。
ジャージ全体にあしらわれている吉祥文様は前回大会のデザインから引き継がれたもので、胸の上部には開催国フランスの国花である百合の紋章が施されています。
今回のジャージの素材には、回収したウェアを再利用した再生ポリエステル繊維が採用されています。
ジャージは公式サイト他で販売中です。
アルゼンチン(愛称:ロス・プーマス)
- メーカー…ナイキ
- エンブレム…ジャガー
アルゼンチン代表のジャージはナイキ製。
ファーストジャージは伝統の水色と白のボーダー柄。シンプルなデザインです。
セカンドジャージは、紺色に白のストライプが入った独特のデザインになっています。これは、1812年に祖国の独立のために戦った、ホセ・デ・サン・マルティンの部隊からインスピレーションを得ているとのこと。
サモア(愛称:マヌ・サモア)
- メーカー…マクロン
- エンブレム…テウイラ(国花)
サモア代表のジャージはマクロン製。
Facebookにアップされているジャージはまだ正式なものではないみたいですが、ほぼこれと同じになるとのこと。
肩部分に南十字星が描かれています。
また、左胸のエンブレムは前回までの南十字星から、国花であるテウイラに変更されています。
チリ(愛称:ロス・コンドルズ)
- メーカー…アンブロ
- エンブレム…コンドル
今回がワールドカップ初出場のチリ代表のジャージはアンブロ製。
ファーストジャージは赤と青のシンプルなジャージ、セカンドジャージは白を基調にした爽やかなデザインになっています。
さいごに
今大会はマクロン製ジャージが多く、計7チームのサプライヤーになっています。チームだけでなく、大会自体のサプライヤーにもなっているみたいです。
日本ではそれほど知名度が高くないメーカーだと思いますが、これから浸透していくんじゃないでしょうか。
あと、今回はオールブラックスを筆頭に、ファーストジャージは襟付き、セカンドジャージは襟なしというパターンが結構ありました。
今後はこのパターンが当たり前になっていくのかもしれませんね。
というわけで、ラグビーワールドカップ2023フランス大会、出場国のジャージについてのまとめでした。
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